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EDITORIAL
日本のリハビリテーション—今後の問題
著者: 大島良雄1
所属機関: 1東大・物療内科
ページ範囲:P.1541 - P.1543
文献購入ページに移動リハビリテーションの現状
リハビリテーション医学の必要性は,いまさらいうまでもなく,十分滲透してきているが,その必要性はわかつていても,実際の知識なり,技術が伴つていかないというのが日本の現状であろう。なんといつても,日本では,まだ新しい医学の領域であり,関係書もわずか数冊,それも内容は翻訳を中心にして編集されたという状態である。日本人の生活の実状に則したリハビリテーション医学の建設もこれからである。本を読んだだけで,実践が伴わなければ,本当のリハビリテーション医学は身につかない。やはり,リハビリテーションを専門とする診療科が,綜合病院や大学にできて,自分の患者にどうやつたらよい結果が得られたか,その体験を通じて覚えていかなければならない。
リハビリテーション部門でも物理療法のみならず神経病,整形など各専門家が集まり,問題となる症例の討議を行ないteam workでリハビリテーションを実施するのがたてまえとなつており,各方面の経験が集められて広い視野の知識を養うことができる。
リハビリテーション医学の必要性は,いまさらいうまでもなく,十分滲透してきているが,その必要性はわかつていても,実際の知識なり,技術が伴つていかないというのが日本の現状であろう。なんといつても,日本では,まだ新しい医学の領域であり,関係書もわずか数冊,それも内容は翻訳を中心にして編集されたという状態である。日本人の生活の実状に則したリハビリテーション医学の建設もこれからである。本を読んだだけで,実践が伴わなければ,本当のリハビリテーション医学は身につかない。やはり,リハビリテーションを専門とする診療科が,綜合病院や大学にできて,自分の患者にどうやつたらよい結果が得られたか,その体験を通じて覚えていかなければならない。
リハビリテーション部門でも物理療法のみならず神経病,整形など各専門家が集まり,問題となる症例の討議を行ないteam workでリハビリテーションを実施するのがたてまえとなつており,各方面の経験が集められて広い視野の知識を養うことができる。
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