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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻11号

1966年11月発行

文献概要

治療のポイント

血清病の予防と治療

著者: 海老沢功1

所属機関: 1東大伝研内科

ページ範囲:P.1572 - P.1573

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 異種蛋白質である馬血清由来の抗毒素はほとんど精製,濃縮されたグロブリン分画より成つているが,われわれ人体にとつて異種であることには変わりない。こんにち主に用いられているのは破傷風,ジフテリア,ガス壊疽の抗毒素およびマムシとハブの抗蛇毒素である。さらに北海道や東北地方ではボツリヌスの抗毒素を使う場合もある。
 いずれの場合にも起こりうべき副作用は同じであり,大別してアナフィラキシー様ショックと血清病に分けられる。あわせて血清事故serumaccidentとよぶこともある。(表1参照)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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