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コクサッキーウイルス分離法
著者: 甲野礼作1
所属機関: 1予研ウイルス中央検査部
ページ範囲:P.1685 - P.1687
文献購入ページに移動 コクサッキーウイルスは,A,B2群に分けられ,その両者の性質がかなり異なつている。
A群はヘルパンギーナ,夏かぜ無菌性髄膜炎などの原因になり,主として乳のみマウスによつて分離されるが,B群は無菌性髄膜炎,流行性筋痛症などの原因となり,サル腎細胞,HeLa細胞などの組織培養細胞を用いて分離されることが多い。コクッサキーウイルスはA群1〜24型,B群1〜6型の血清型に分類されている。(A23はECHO9としてコクサッキーウイルスから除外された)。A群およびB群コクサッキーウイルスの性状を表1に示しておく。ここでは主として乳のみマウスによる分離法について説明したい。
A群はヘルパンギーナ,夏かぜ無菌性髄膜炎などの原因になり,主として乳のみマウスによつて分離されるが,B群は無菌性髄膜炎,流行性筋痛症などの原因となり,サル腎細胞,HeLa細胞などの組織培養細胞を用いて分離されることが多い。コクッサキーウイルスはA群1〜24型,B群1〜6型の血清型に分類されている。(A23はECHO9としてコクサッキーウイルスから除外された)。A群およびB群コクサッキーウイルスの性状を表1に示しておく。ここでは主として乳のみマウスによる分離法について説明したい。
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