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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻2号

1966年02月発行

文献概要

私の意見

社会保険診療の限界について

著者: I. M. 生

所属機関:

ページ範囲:P.231 - P.231

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 政府管掌の保険が750億からの赤字に悩み,その打開策として保険料の値上げを含めた保険三法の改正が取り沙汰されている。
 日韓問題であおりをくつた国会が,この問題をとりあげるまでにはまだ多少の時日を要するとしても,いずれ国民の医療に関する負担は国民自身の負担において新しい局面を迎えることは必至である。濫(らん)療とさえいわれている現行の保険制度が,自分自身の犠牲において解決を強いられたとすれば,このさき,国民がどんなかたちで医療を期待するか,その混乱を恐れるのは私だけではあるまい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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