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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻2号

1966年02月発行

文献概要

ファースト・エイド

胆石疝痛

著者: 山川邦夫1

所属機関: 1順大内科

ページ範囲:P.252 - P.253

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胆石疝痛とは
 胆石疝痛というものは,一つの症状をとくにとりあげたものであり,もちろんこれに発熱,時に悪感戦慄,嘔吐,黄疸,肝臓腫張などを伴うことが多く,胆のう炎の合併もまれではない。
 症状 胆のうの内臓痛は両側支配を受けるため,主として心窩部,右季肋下に周期性に起こり,関連痛として,右肩甲部におよぶことは,頸髄7〜8に放散するので説明される。胆のう,胆管の炎症浮腫が加わり,胆汁通過障害を示すときには,症状が強くなつてくる。悪感とともに高熱を発し,嘔吐をくりかえし,右季肋下の疝痛,腹壁の著明なデファンス,血沈の促進,白血球増多,時に軽度の黄疸の出現を見る。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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