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第3回思春期医学シンポジウムから
著者: 茂手木皓喜1
所属機関: 1東大・中央検査部
ページ範囲:P.467 - P.467
文献購入ページに移動中山(東大産婦人科)は,女子骨盤発育について,骨盤および長管骨とestrogenの関係を卵巣の組織変化を参考にし検討し,骨盤の発育とestrogenとは密接な関係にあることを述べた。辻(群大公衆衛生)は最近増加しつつある肥満児の生態について報告した。それによると,性別,年齢別体重の平均値から+20%以上のものを抽出し(小学生224名,中学生159名,高校生26名,大学生3名),身体計測,運動能力,学習態度,食生活,家族的素因などを調査し,肥満児は都会に多く,健康管理ならびに体育指導上の問題があることを明らかにした。そして僻地では肥満児は皆無で,むしろるいそう児のほうが問題であることを示した。
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