icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina3巻4号

1966年04月発行

文献概要

診断のポイント

高蛋白血症

著者: 阿部正和1

所属機関: 1慈恵医大内科

ページ範囲:P.505 - P.506

文献購入ページに移動
もつと血清蛋白濃度の測定を
 実地医家の方々は尿の検査はよくやられるが,血液化学の分析に関心をもつておられない場合が多い。これからは血液化学にもつと関心を寄せていただきたい。高蛋白血症といつても,血清蛋白濃度の測定を行なわぬかぎりは,見つける方法がないわけである。血清蛋白濃度の測定は,わずか1滴の血清と屈折計(蛋白計ともいわれる)があれば,瞬間的に,だれにでもできるのだから,ぜひ実施していただきたいものである。
 第1の問題は,得られた血清蛋白濃度が何g/dl以上あれば高蛋白血症というべきかということである。むずかしいことをいえばきりがないが,まず8.0g/dl以上あれば一応高蛋白血症と考えてよいだろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら