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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻4号

1966年04月発行

文献概要

治療のポイント

腸チフスの長期保菌者

著者: 平石浩1

所属機関: 1豊島病院・伝染科

ページ範囲:P.515 - P.516

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「長期保菌者」について
 治療の問題に入る前に,まずチフス性疾患における「長期保菌者」という語の意味を考えたい。
 第一に排菌巣の種類であるが,だれしもまず頭に浮ぶのは糞便中排菌者であろう。このほかにも尿路,骨髄,扁桃,気管支などに排菌巣が存する場合があるが,これらは糞便中への排菌者にくらべるとはるかに少ない。このうちでやや多いのが尿中への排菌者であろうが,長期にわたるものはまれで,また諸種の薬物療法によつて治癒が比較的容易である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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