icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina3巻5号

1966年05月発行

文献概要

グラフ

腎バイオプシー

著者: 木下康民1

所属機関: 1新潟大内科

ページ範囲:P.623 - P.627

文献購入ページに移動
 患者から腎切片を採取して組織像を検査する方法が腎生検法であるが,今日の経皮的方法の行なわれる以前は,手術のさいに切片を採取する方法が行なわれていた.1951年にIversen & Brun1)によつて経皮的腎生検法が発表され,以来,穿刺部位の決定法,穿刺時の姿勢,およびこれらに関連して種々の報告がなされている.今日,多くの人が用いている方法については文献2)〜7)を参照していただきたい.
 穿刺針には細切用と吸引用とある.前者の代表的なものはvim-Silverman針,後者の代表的なものはTurkel針であるが,一般に使用されている針はVim-Silverman型の針である.しかし,Vim-Silvermanの長針の方も,肥満者に用いるには短か過ぎるところから,若干長くしたもの,また套針内径をいくぶん太めにしたものを独自に作らせている人もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?