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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻5号

1966年05月発行

文献概要

グラフ

光電式尿比重計

著者: 橘敏也1

所属機関: 1聖路加国際病院・臨床病理

ページ範囲:P.628 - P.630

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 腎機能検査の立場から,尿の中に排泄される溶質の濃度,すなわち尿の中に溶けている固形成分の量を測るには,尿の比重測定よりも,滲透圧,氷点降下度の測定の方がより合理的である。
 しかし,尿の滲透圧,氷点降下度の測定となると,今日ではまだまだ簡単にというわけにはゆかない。そこでこれを尿の屈折率の測定で代行しようという努力もあるが,その点多少理論的には弱いといつても,従来の尿比重の測定がなんといつても簡易である。したがつて,尿比重の測定は,今日でももつとも簡単な腎機能検査の指標として,またもつとも基本的な臨床検査の一つとして,日常診療に一番広く,多く用いられているわけである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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