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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻5号

1966年05月発行

今月の主題

アレルギー性疾患—その考えかた

著者: 川上保雄1

所属機関: 1昭和大内科

ページ範囲:P.649 - P.652

文献概要

 アレルギー性のメカニズムにより発生すると考えられる疾患をアレルギー性疾患というわけであるが,近時アレルギー性のメカニズムにより発生すると考えられている疾患は非常に多数となり,十数年前とはその様相がいちじるしく変わつてきている。これは古くからアレルギー性疾患として取り扱われてきた喘息や蕁麻疹などの病気以外に,新たに膠原病とか自己免疫疾患というようなものがとりあげられるにいたつたためである。そして現在膠原病とか,自己免疫疾患にいれられる疾患は増加の一方であり,これがよりその範囲を狭めるべきものであるか,あるいはより広い範囲を包括することになつておちつくのか,いまのところはまつたく不明である。
 そこでまずアレルギーの概念を述べ,ついで現在アレルギー性のものであると考えられている諸疾患との関連について言及したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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