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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻5号

1966年05月発行

文献概要

治療のポイント

新しい昇圧剤

著者: 大鈴弘文1

所属機関: 1東京警察病院・内科

ページ範囲:P.661 - P.662

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昇圧剤の適応と種類
 昇圧剤は異常低血圧治療に有用な薬剤ではあるが,すべての低血圧に対して昇圧剤が必要なわけでもなく,また一種の昇圧剤がすべての低血圧に有効ではない。
 各種のショックでは昇圧剤が必要なことが多い。心筋硬塞発作後のショックに対して,昇圧剤を使用する治療法が普及してから,死亡率が激減した。大出血その他循環血量減少が原因となつたショックでは輸血,輸液を欠くことができないが,同時に昇圧剤を併用すれば回復が早い。麻酔とくに腰麻時の血圧低下にも昇圧剤を使用する人が多い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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