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文献概要
ファースト・エイド
ショック用救急箱について
著者: 内ヶ崎尚一郎1
所属機関: 1東京都蒲田医師会学術部
ページ範囲:P.676 - P.677
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実地医家は日に数十本,時には数百本の注射を行なつているが,ひとたび注射によるショック事故に遭遇した場合,患者の不幸はもとより,施療した医師の不運を考えると慄然とする。むろんつね日ごろこのような不慮の事故の勃発を念頭において,それぞれ万一に備えているわけだが,たまたま医師会の会合で,注射によるショックの経験談が話題となり,案外まとまつたショック用救急箱を備えている会員が少ないことがわかり,ぜひ,「権威ある救急箱を」との要望があつた。そこで,学術部では,実地医家が,ファースト・エイドとして十分役にたち,迅速かつ的確に処置できる内容のものを選定し,その作製は蒲田医師協同組合で行なうことにした。
実地医家は日に数十本,時には数百本の注射を行なつているが,ひとたび注射によるショック事故に遭遇した場合,患者の不幸はもとより,施療した医師の不運を考えると慄然とする。むろんつね日ごろこのような不慮の事故の勃発を念頭において,それぞれ万一に備えているわけだが,たまたま医師会の会合で,注射によるショックの経験談が話題となり,案外まとまつたショック用救急箱を備えている会員が少ないことがわかり,ぜひ,「権威ある救急箱を」との要望があつた。そこで,学術部では,実地医家が,ファースト・エイドとして十分役にたち,迅速かつ的確に処置できる内容のものを選定し,その作製は蒲田医師協同組合で行なうことにした。
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