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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻6号

1966年06月発行

基礎医学

Acid-Base Terminology—おたがいに使う言葉の誤解を避けよ

著者: 河合忠12

所属機関: 1中央鉄道病院 2順大臨床病理

ページ範囲:P.862 - P.866

文献概要

 酸塩基平衡の異常はなぜ理解しにくいのだろうか。化学的に容易に理解される体液中緩衝物質の調節作用に加えて,生命が示す複雑な,しかし合目的な臓器調節作用があるためである。ところが,問題をいつそう複雑にしているのは,われわれ医師が使う言葉のいたずらなのである。ある医師の言葉は生命の動きにできるだけ忠実に表現しようとするが,他の医師の言葉は検査データーを中心に話を進めようとするのである。同じ言葉が,それを用いる医師によつて意味を異にしているために,新しく学ぼうとする医師を混乱させるのである。では,アシドーシスあるいはアルカローシスとは何を意味すべきなのだろうか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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