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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻6号

1966年06月発行

ニュース

前途多難な健保法の改正

ページ範囲:P.867 - P.867

文献概要

 健康保険法改正案の国会における審議については,3月10日の鈴木厚相の提案理由説明にひきつづき,同月中に3日間にわたつて衆議院社会労働委員会で社会党系の議員などから医療制度の問題など,医療保険の基盤となる問題について質問が行なわれただけで,この法案の内容に直接ふれる審議はほとんど行なわれていない。
 社会党としては,今後同法案の具体的な問題点について,きめこまかく政府を追求するもようであるが,同党ではすでに,保険料率を政府案の千分の70から千分の65に引き下げる,国庫負担の3割定率化をはかる,家族の給付を7割に引き上げる,40年度までの累積赤字は国庫で年次的に補てんする,といつた基本的な態度を決めており,政府・与党に対してこのような線にもとづいた同法案の修正をせまる方針といわれている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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