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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻7号

1966年07月発行

文献概要

グラフ

血液培養

著者: 小酒井望1

所属機関: 1順大臨床病理

ページ範囲:P.936 - P.938

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 敗血症,菌血症の診療には,血液培養は不可欠である。血液培養によつて原因菌を検出し,その菌の感受性検査を行なうことによつて,初めて適切な治療を行なうことができる。血液培養を行なわないで化学療法を始めたために,原因菌が検出しにくくなり,敗血症の診断がつかず,したがつて適正な治療ができない場合もまれではない。
 ところが,従来は血液培養はなかなかめんどうであつた。ことに夜間や休日で検査室が休みの場合,あるいは往診先で,採血して培地へ無菌的に混ずることは,めんどうでもあるし,また熟練を要するので,なかなか実行できなかつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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