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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻7号

1966年07月発行

文献概要

検査データーの考えかたとその対策

尿タンパク質陽性

著者: 林康之1

所属機関: 1順大臨床病理

ページ範囲:P.966 - P.966

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 尿タンパク質定性検査はスクリーニングの目的でほとんどすべての患者に行なわれるが,結果の「陽性」がただちに正しい診断,治療につながるわけではない。またタンパク尿を見たとき,まず糸球体濾過,細尿管再吸収機構の異常による場合と,外傷,感染などによる血液または細胞タンパクの混入による場合とを鑑別することが常識となつている。したがつて「陽性」のとき,ただちにつぎの鑑別診断のための検査に移らねばタンパク尿を発見した臨床的意義は少ない。以下簡単に日常検査としてどのように検査を進めるかを中心に述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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