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基礎医学
免疫グロブリン—臨床に必要な基礎的知識
著者: 高月清1
所属機関: 1京大・第一内科
ページ範囲:P.1021 - P.1025
文献購入ページに移動 生体はいろいろな仕組みで病原体その他異物の侵入を防いでいるが,重要な役割を演ずるものに免疫グロブリンがある。抗体が血清のγグロブリンに存在することは20年以上も前から認められていたが,現在では正常人血清の抗体成分にはγG,γA,γD,γMの種類が区別され,これらの循環抗体を総括して免疫グロブリンとよぶ。もちろん正常人の免疫グロブリンの全分子が抗体としての活性をもつているか否かについては疑問がある。研究の手段として免疫電気泳動法がよくもちいられるが,本誌2巻11号(昭和40年11月)に解説したから参照されたい。
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