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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻7号

1966年07月発行

文献概要

この症例をどう診断する?・12

討議

著者: 梅田博道1 和田敬2 土屋雅春3 高橋淳4 市川平三郎5 田崎義昭6

所属機関: 1東京医歯大内科 2久留米大内科 3慶大内科 4日大内科 5国立がんセンター集検部 6東邦大内科

ページ範囲:P.1047 - P.1051

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こんな病気のあることを心がけてほしい例
 梅田 では例によつて田崎先生に少し症例を簡単に説明していただきましようか。補足するところを…
 田崎 だいたいこの問題に出ているだけで本当は当てていただきたい病気という意味で出したのです。私の分担は神経系の病気ですけれども,主訴はまつたくお門違いの腹痛ということで出したのです。おなかが痛いんだけれども神経に関係のある病気ということで,よくみなさんに討議していただきたいということです。じつはこれは,私の病院にくる前に開業医のところに行つて,イレウスだということで,非常にいろいろと騒がれた患者なのです。私もなかなかそう簡単には診断がつかなかつたという病気です。ただこれは,日常臨床にたずさわつている人が,いつもこういう病気があるんだということを心がけておいてほしい神経疾患であるという意味で出した問題です。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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