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診断のポイント
脚ブロックの臨床的解釈
著者: 石見善一1
所属機関: 1虎の門病院・循環器科
ページ範囲:P.1113 - P.1115
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脚ブロックの臨床的解釈について注意すべき点は多々あるが,もつとも重要と思われるのは第1には脚ブロックはその診断自体のもつ意味は比較的少なく,重要なのは原因疾患の検討およびその対策である。第2には冠硬化ならびに心筋障害の有無を知るのに不可欠とされている心電図が,脚ブロックが存在する場合には,そのために,心臓の器質的疾患の発見にきわめて徴力となる場合が少なくないという事実である。これらはいずれも重大かつ膨大な問題でかぎられた紙面では説明しきれない憾はあるが,あえてこの2点にふれて私の責をはたしたいと思う。
脚ブロックの臨床的解釈について注意すべき点は多々あるが,もつとも重要と思われるのは第1には脚ブロックはその診断自体のもつ意味は比較的少なく,重要なのは原因疾患の検討およびその対策である。第2には冠硬化ならびに心筋障害の有無を知るのに不可欠とされている心電図が,脚ブロックが存在する場合には,そのために,心臓の器質的疾患の発見にきわめて徴力となる場合が少なくないという事実である。これらはいずれも重大かつ膨大な問題でかぎられた紙面では説明しきれない憾はあるが,あえてこの2点にふれて私の責をはたしたいと思う。
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