文献詳細
痛みのシリーズ・10
文献概要
体外にとり出された血液や炎症性滲出液では,そのままでは痛みを起こす物質,ないし血液キニンは検出できない。しかし,ガラスと数分接触させると,血液,水疱液,リウマチ患者の関節液,炎症性肋膜液などは,カンタリジンでつくられた水疱をはいだあとの皮膚層に投与するときには痛みを起こし,剔出したラット子宮やモルモット回腸標本の収縮を起こすから,この事実からして血漿キニン活性が検出されるわけである。
掲載誌情報
痛みのシリーズ・10
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