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開放型医療施設の問題
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ページ範囲:P.1188 - P.1188
文献購入ページに移動 開放型医療施設は,オープン・システム病院や臨床検査センターのように,部外の医師が利用できる医療施設であるが,これについて医療制度調査会は,昭和38年の答申でつぎのように述べている。
すなわち,開放型病院の問題についてこれまで多くの論議がなされてきたが,それらは主として病院の開放者,管理者の立場からの意見や批判であつた。したがつて,医師,歯科医師が社会的機能を発揮するための医療施設はいかにあるべきかという観点にたつて,この問題は再検討されなければならない。この見地からすると,開放型病院は医師,歯科医師と患者の人間関係の保持,診療の一貫性,開業医の技能の向上,医療施設への投資の節減などの利点が考えられるため,医療施設は原則として開放型の形態をとることが望ましい。とくに国立や公的医療施設は開放型を原則とすべきであり,また,開放型病院や臨床検査センターの育成にもつと力をそそぐべきである,といつている。
すなわち,開放型病院の問題についてこれまで多くの論議がなされてきたが,それらは主として病院の開放者,管理者の立場からの意見や批判であつた。したがつて,医師,歯科医師が社会的機能を発揮するための医療施設はいかにあるべきかという観点にたつて,この問題は再検討されなければならない。この見地からすると,開放型病院は医師,歯科医師と患者の人間関係の保持,診療の一貫性,開業医の技能の向上,医療施設への投資の節減などの利点が考えられるため,医療施設は原則として開放型の形態をとることが望ましい。とくに国立や公的医療施設は開放型を原則とすべきであり,また,開放型病院や臨床検査センターの育成にもつと力をそそぐべきである,といつている。
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