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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻1号

1993年01月発行

文献概要

今月の主題 出血傾向の臨床 Introduction

出血傾向のある症例へのアプローチ

著者: 吉田信彦1

所属機関: 1東芝病院内科

ページ範囲:P.20 - P.24

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●日常経験する出血傾向は,ITP,再生不良性貧血,白血病,薬による血小板減少,肝硬変,DIC,ビタミンK欠乏症など後天性の疾患が多い.
●先天性・遺伝性の出血傾向は家族歴や既往歴の聴取により,ある程度判断できる.血友病やvonWillebrand病,血小板無力症が多い.
●出血時間,関節穿刺,肝生検などは凝固のスクリーニング検査を予め行い,慎重に施行する.
●症例によっては血小板機能を抑制しない鎮痛剤を投与する.ワーファリンは妊婦に禁忌である.
●薬による色調変化と,血尿や下血の誤認に注意.
●偽性血小板減少症は意外に多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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