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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻1号

1993年01月発行

文献概要

今月の主題 出血傾向の臨床 凝固異常による出血傾向

ヘパリン使用と出血

著者: 新名主宏一1

所属機関: 1鹿児島大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.60 - P.62

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●ヘパリン製剤には,低分子ヘパリン(LMWH)と未分画ヘパリン(UFH)の2種類がある.
●LMWHの特長は,生理的止血機転を強く阻害することがなく,出血症状をはじめ副作用が少なく使用しやすいことである.UFHの特性は,抗凝固活性が強い反面,出血症状も発現しやすいことである.
●UFH使用時には,APTTにより投与量をモニターし,過量投与にならぬよう慎重に投与すべきであり,重篤な出血症状発現の際は抗ヘパリン剤(硫酸プロタミン)の投与が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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