文献詳細
文献概要
今月の主題 出血傾向の臨床 凝固異常による出血傾向
後天性凝固阻止因子
著者: 渡辺清明1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部
ページ範囲:P.64 - P.66
文献購入ページに移動●後天性凝固阻止因子にはループスアンチコアグラント(LA),および第VIII因子阻止物質など各種凝固因子に対する阻止因子がある.
●本阻止因子はAPTT,TPの延長とcirculatinganticoagulantの検査が陽性になることで見いだされる.
●LAは抗リン脂質抗体と密接に関連する.
●LAはin vitroでは凝固阻止作用があるが,これを認める患者には血栓症が多い.
●凝固因子阻止物質は,血友病の治療中に認められることが多く,出血の原因となる.時に分娩後,輸血後,薬物投与後などにもみられる.
●本阻止因子はAPTT,TPの延長とcirculatinganticoagulantの検査が陽性になることで見いだされる.
●LAは抗リン脂質抗体と密接に関連する.
●LAはin vitroでは凝固阻止作用があるが,これを認める患者には血栓症が多い.
●凝固因子阻止物質は,血友病の治療中に認められることが多く,出血の原因となる.時に分娩後,輸血後,薬物投与後などにもみられる.
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