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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻1号

1993年01月発行

今月の主題 出血傾向の臨床

凝固異常による出血傾向

全身性線溶

著者: 中村裕一1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部第1内科

ページ範囲:P.67 - P.69

文献概要

●全身性線溶の原因は,活性化系の過剰と抑制系の低下に大別される.
●循環血中でプラスミンが大量に生じた場合には,フィブリノゲンや他の凝固因子も分解する.この際生じたFDPはDダイマーを含まない.
●合成抗線溶薬(tranexamic acid,ε-amino-caproic acid)は,プラスミンのフィブリンへの作用を阻害し,線溶亢進による出血に対して有効である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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