icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina30巻1号

1993年01月発行

文献概要

今月の主題 出血傾向の臨床 血小板と出血傾向

血栓性血小板減少性紫斑病

著者: 服部晃1 布施一郎2 帯刀亘2

所属機関: 1佐渡総合病院内科 2新潟大学医学部第1内科

ページ範囲:P.81 - P.83

文献購入ページに移動
●微小血管病性溶血性貧血(正色性貧血,高間接型ビリルビン血症,網赤血球増多,破砕赤血球症),血小板減少(出血),腎障害,精神神経所見,発熱の症候群に注意する.精神神経症状は動揺する.免疫異常を示唆する所見があることがある.
●播種性血管内血液凝固症との鑑別が困難な例や時期がある.
●早期診断が重要.診断,治療の進歩により,致死率が著しく改善された.
●血漿交換・輸注を行う.特に前者が有効.抗血小板剤を併用する.ステロイドがよいことがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?