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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻1号

1993年01月発行

文献概要

今月の主題 出血傾向の臨床 血小板と出血傾向

骨髄抑制による血小板減少

著者: 田所憲治1 高橋孝喜2

所属機関: 1日本赤十字社中央血液センター研究部 2東京大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.84 - P.85

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●巨核球は種々のサイトカインの働きによって多能性幹細胞から分化増殖し,血小板を産生する.この巨核球の低形成,無形成は血小板の減少をもたらす.
●末梢での破壊による血小板減少との区別は,骨髄での巨核球数の減少の確認による.
●原因は先天性の巨核球低形性と後天性の骨髄抑制に分類される.後者は癌などの浸潤による造血の場の障害と,幹細胞,前駆細胞の障害に分けられる.
●治療は原因療法,原因の除去が主で,出血時やそのおそれがある時のみ血小板輸血を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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