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今月の主題 出血傾向の臨床 血小板と出血傾向
骨髄抑制による血小板減少
著者: 田所憲治1 高橋孝喜2
所属機関: 1日本赤十字社中央血液センター研究部 2東京大学医学部附属病院輸血部
ページ範囲:P.84 - P.85
文献購入ページに移動●末梢での破壊による血小板減少との区別は,骨髄での巨核球数の減少の確認による.
●原因は先天性の巨核球低形性と後天性の骨髄抑制に分類される.後者は癌などの浸潤による造血の場の障害と,幹細胞,前駆細胞の障害に分けられる.
●治療は原因療法,原因の除去が主で,出血時やそのおそれがある時のみ血小板輸血を行う.
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