文献詳細
文献概要
今月の主題 出血傾向の臨床 出血傾向のある患者への実際的対応
腹腔内出血
著者: 門田俊夫1
所属機関: 1新東京病院外科
ページ範囲:P.114 - P.115
文献購入ページに移動●出血傾向を示す患者の診断には,まず,出血の既往,アスピリンなどの薬剤の内服の有無を問診することが重要である.
●出血傾向を示す患者に腹腔内出血が生じた場合,原因の検索と同時に,血小板輸注,新鮮凍結血漿,新鮮血,時に「なま血」の準備を始める.
●動脈閉塞,脳梗塞,心筋梗塞などの患者に最近広く用いられている抗凝固剤(ワーファリン,チクロピジン,アスピリン,ヘパリン)には,特に注意が必要であり,それらの特性や薬理作用について日頃から習熟しておく必要がある.
●出血傾向を示す患者に腹腔内出血が生じた場合,原因の検索と同時に,血小板輸注,新鮮凍結血漿,新鮮血,時に「なま血」の準備を始める.
●動脈閉塞,脳梗塞,心筋梗塞などの患者に最近広く用いられている抗凝固剤(ワーファリン,チクロピジン,アスピリン,ヘパリン)には,特に注意が必要であり,それらの特性や薬理作用について日頃から習熟しておく必要がある.
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