medicina30巻1号

1993年01月発行

今月の主題 出血傾向の臨床 出血傾向のある患者への実際的対応

薬剤による出血への対応—血栓溶解療法，抗血小板剤の効果と合併症

著者： 石川欽司¹ 内藤武夫¹

所属機関： ¹近畿大学医学部第1内科

ページ範囲：P.120 - P.123

●急性心筋梗塞に対する血栓溶解療法による出血：出血が生じれば，これを止血する手段はない．出血性素因の事前鑑別，急性心筋梗塞確診例のみへの使用が肝要のみへの使用が肝要である．
●心筋梗塞予防のための抗血小板剤による出血：消化器症状の問診，糞便潜血反応を行う．