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今月の主題 膠原病—診断へのアプローチと最新の治療法 膠原病理解のための臨床免疫学
膠原病と臨床免疫学との関わり
著者: 狩野庄吾1
所属機関: 1自治医科大学アレルギー膠原病学
ページ範囲:P.1822 - P.1824
文献購入ページに移動●膠原病は,抗核抗体,血中免疫複合体高値・血清補体低値,病変部への免疫グロブリン沈着・免疫細胞の集積から,自己免疫疾患と考えられる.
●抗核抗体の対応自己抗原はDNAの遺伝情報を発現する過程で働く機能分子で,機能に関係した部位が抗原決定基となっている.
●抗原呈示を通じて免疫応答に関与するHLA-DRが膠原病の遺伝的素因に関連する.
●免疫寛容,リンパ球機能的亜群,接着分子,サイトカインに関する臨床免疫学の進歩が膠原病の発症機序の理解に役立っている.
●抗核抗体の対応自己抗原はDNAの遺伝情報を発現する過程で働く機能分子で,機能に関係した部位が抗原決定基となっている.
●抗原呈示を通じて免疫応答に関与するHLA-DRが膠原病の遺伝的素因に関連する.
●免疫寛容,リンパ球機能的亜群,接着分子,サイトカインに関する臨床免疫学の進歩が膠原病の発症機序の理解に役立っている.
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