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文献概要
今月の主題 膠原病—診断へのアプローチと最新の治療法 膠原病理解のための臨床免疫学
補体と免疫複合体
著者: 上床周1
所属機関: 1東京大学保健管理センター
ページ範囲:P.1831 - P.1833
文献購入ページに移動●補体の主な機能は細胞融解,貪食作用の促進,炎症反応の惹起,および免疫複合体の除去・可溶化である.
●補体活性化には古典経路と副経路がある.前者はカスケード反応で抗体が必要であり,後者は増幅反応である.
●免疫複合体は,補体活性化,レセプターとの結合,組織への沈着など免疫複合体としての生物学的特性を有する.
●流血中免疫複合体は通常細網内皮系によって速やかに除去されるが,種々の条件下で組織へ沈着し,組織障害を惹起する.
●補体活性化には古典経路と副経路がある.前者はカスケード反応で抗体が必要であり,後者は増幅反応である.
●免疫複合体は,補体活性化,レセプターとの結合,組織への沈着など免疫複合体としての生物学的特性を有する.
●流血中免疫複合体は通常細網内皮系によって速やかに除去されるが,種々の条件下で組織へ沈着し,組織障害を惹起する.
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