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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻11号

1993年10月発行

文献概要

今月の主題 膠原病—診断へのアプローチと最新の治療法 知っておくべき膠原病関連疾患

抗リン脂質抗体症候群

著者: 天崎吉晴1 小池隆夫1

所属機関: 1北海道大学医学部第2内科

ページ範囲:P.1922 - P.1924

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●抗リン脂質抗体陽性の患者は,動静脈血栓症,習慣流産,血小板減少症を認めることが多く,抗リン脂質抗体症候群と呼ばれる.本症候群はSLEなどの自己免疫疾患患者の他,各種自己免疫疾患の診断基準を充足しない症例中にもみられる.
●血栓症などの既往がある場合,ワーファリンあるいは少量のアスピリンの予防的投与の他,ステロイド剤の併用が試みられる.また本症候群による習慣流産に対して少量アスピリン投与の有用性が報告されている.
●多臓器障害を呈する劇症型の症例も報告されており,注意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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