icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina30巻11号

1993年10月発行

文献概要

今月の主題 膠原病—診断へのアプローチと最新の治療法 全身系統的疾患としての膠原病:鑑別のキーポイント

膠原病の皮膚病変

著者: 竹原和彦1

所属機関: 1東京大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.1940 - P.1945

文献購入ページに移動
●SLEの代表的な皮膚病変は蝶形紅斑や円板状ループスであり,その他多彩な皮膚病変を伴う.
●皮膚筋炎に特徴的な皮疹として,上眼瞼のヘリオトロープ疹,関節背面の角化性変化であるGottron徴候,あるいは廣痒を伴った浮腫性紅斑および落屑性紅斑やポイキロデルマ様皮疹が挙げられる.
●汎発性強皮症の主病変は皮膚硬化であるが,その他,指尖部虫喰い状瘢痕,舌小帯短縮,爪郭部出血の存在なども診断上重要である.
●Sjögren症候群の皮疹として特徴的なものは環状紅斑である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?