文献詳細
文献概要
今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療 疾患概念と病因をめぐって
肺気腫症
著者: 川上義和1 別役智子1
所属機関: 1北海道大学医学部第1内科
ページ範囲:P.2029 - P.2033
文献購入ページに移動●肺気腫は形態学的定義に基づいているが,臨床的にはこの定義を裏づける所見が揃えば診断可能である.
●最近の胸部CTの発達により,無症状の肺気腫が発見されるようになり,これらの例では必ずしも1秒率の低下(閉塞性障害)はない.
●老齢者の増加により,肺気腫は主たる死因として急増している疾患である.
●喫煙と加齢が主たる原因であるが,肺胞破壊に至る機序は明らかでない.
●プロテアーゼ,アンチプロテアーゼ不均衡には,白血球や肺胞マクロファージが関与する.
●最近の胸部CTの発達により,無症状の肺気腫が発見されるようになり,これらの例では必ずしも1秒率の低下(閉塞性障害)はない.
●老齢者の増加により,肺気腫は主たる死因として急増している疾患である.
●喫煙と加齢が主たる原因であるが,肺胞破壊に至る機序は明らかでない.
●プロテアーゼ,アンチプロテアーゼ不均衡には,白血球や肺胞マクロファージが関与する.
掲載誌情報