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今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療 疾患概念と病因をめぐって
びまん性汎細気管支炎
著者: 工藤翔二1
所属機関: 1日本医科大学第4内科
ページ範囲:P.2038 - P.2041
文献購入ページに移動●病態の特徴は,中枢気道の過剰分泌と好中球集簇,呼吸細気管支領域のリンパ球浸潤と泡沫細胞の集簇である.
●DPBの病態は気道炎症の立場から理解することが重要であり,EMは抗菌作用でなく抗炎症作用として働いている.
●背景として副鼻腔を含む気道系に易感染性の存在が推定される.
●HLA抗原Bw54との高度の相関が見られ,遺伝性因子の解明が求められている.
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