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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻12号

1993年11月発行

文献概要

今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療 周辺疾患

気管支拡張症

著者: 富井啓介1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院呼吸器内科

ページ範囲:P.2051 - P.2053

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●閉塞性換気障害をきたし,閉塞性肺疾患との鑑別ないし異同が問題となるのは,慢性副鼻腔炎を伴う,いわゆる副鼻腔気管支症候群に含まれるものである.
●閉塞性換気障害をきたす典型例はDPBの終末像ともいえるびまん性気管支拡張症で,これはDPBの進行とともに粒状影が消退し,気管支拡張のみが目立つようになったものである.
●慢性副鼻腔炎を伴わない気管支拡張症は,中葉舌区症候群あるいは幼少時の気管支肺疾患に由来するものが多く,限局性で血痰を主訴とし,閉塞性換気障害をきたさない場合が多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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