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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻12号

1993年11月発行

文献概要

今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療 閉塞性肺疾患の病態生理

喀痰と気道分泌

著者: 玉置淳1

所属機関: 1東京女子医科大学第1内科

ページ範囲:P.2064 - P.2065

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●気道分泌は粘液線毛輸送を規定する重要な因子の1つであり,COPD患者の予後にも影響を与える.
●気道分泌物は主に粘膜下腺と杯細胞由来の粘液糖蛋白と,気道上皮を介して輸送される水分より構成される.
●これらは粘膜表面においてゲル層とゾル層の2層構造を呈し,前者は粘弾性の高い粘液糖蛋白を含み,後者はその大部分が水分から成る.
●COPDでは,喫煙や大気汚染物質による気道粘膜の刺激とこれに伴う慢性炎症が気道分泌の亢進をきたす.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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