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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻12号

1993年11月発行

文献概要

今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療 閉塞性肺疾患の病態生理

閉塞性肺疾患における気道過敏性

著者: 井上洋西1

所属機関: 1岩手医科大学第3内科

ページ範囲:P.2078 - P.2082

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●気道過敏性は気管支喘息の特徴的所見であるが,それ以外の慢性閉塞性肺疾患(COPD)でもしばしば認められる.
●COPDの気管支収縮薬に対する反応は気管支喘息と異なり,気道が収縮し始めてからの収縮の進行度合いは,緩やかな傾向を有する.
●COPDにおける気道過敏性はその気道の慢性炎症を示すものと考えられる.
●COPDで気道過敏性を有する者は,一般にその閉塞性病変の進行が速やかで,予後も悪いため,生活や環境を改め,薬物療法も加えて気道の炎症を抑制し,過敏性の改善を図る必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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