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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻12号

1993年11月発行

今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療

閉塞性肺疾患の病態生理

肺性心と肺循環

著者: 吉田康秀1 栗山喬行1

所属機関: 1千葉大学肺癌研究施設内科

ページ範囲:P.2086 - P.2088

文献概要

●肺性心の存在は,患者のQOLを低下させるばかりか予後不良因子である.
●肺性心発症の基礎病態は肺高血圧の存在である.
●慢性閉塞性肺疾患の肺高血圧発症機序として,低酸素性肺血管攣縮や肺血管構築の改変が重要な因子と考えられている.
●酸素療法は肺性心の進行を遅らせ,患者の予後を改善させる効果がある.
●肺性心への移行および急性増悪発症に注意を払い,診断,治療面での注意深い患者管理が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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