icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina30巻12号

1993年11月発行

文献概要

今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療 診断のすすめ方

肺聴診と肺音(呼吸音)の特徴

著者: 米丸亮1 清川浩1

所属機関: 1東京医科大学第1内科

ページ範囲:P.2096 - P.2098

文献購入ページに移動
●頸部の聴診は連続性ラ音,気道閉塞のスクリーニングに適している.深呼気位まで呼出させると,気道閉塞の早期発見に役立つ.
●肺気腫では肺胞呼吸音が減弱する.
●喘息では多様な連続性ラ音,高音性の連続性ラ音を聴取する.
●喘息重積発作で換気量が低下すると,呼吸音が減弱するので注意を要する.
●Monophonicな低音性連続音が反復して聴取される場合,中枢気道の器質的狭窄を疑う.
●閉塞性肺疾患で聴取される断続性ラ音は,coarse crackleである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?