文献詳細
文献概要
今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療 診断のすすめ方
CTの有用性と鑑別診断
著者: 山岸雅彦1
所属機関: 1札幌医科大学第3内科
ページ範囲:P.2104 - P.2110
文献購入ページに移動●肺気腫の重症度などの評価は,これまでは主に肺機能検査で行ってきたが,CT像を用いることで形態的な肺気腫の質的・量的診断が直接可能となった.
●その結果,これまで肺気腫とかCOPDとかで一括されてきた患者群も,実は多彩な形態変化をもった疾患群であることがわかってきた.
●こうした診断の進歩を整理し,臨床における病態解析,さらには治療に結びつけるのはこれからの課題である.
掲載誌情報