icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina30巻12号

1993年11月発行

文献概要

今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療 診断のすすめ方

呼吸機能からの鑑別診断

著者: 鈴木俊介1 佐藤雅訓1

所属機関: 1横浜市立大学医学部第1内科

ページ範囲:P.2112 - P.2115

文献購入ページに移動
●気管支喘息では,FEV1,抵抗,ピークフローが病勢とともに変化し,診療上有効な指標である.FEV1はβ2刺激薬の吸入で改善する(可逆性テスト).
●肺気腫ではFEV1の低下が著明である.肺胞でのガス交換を表すDLCO,DLCO/VAの低下,肺組織の破壊を表すPst(l)の低下,Cstの上昇が特徴的である.
●慢性気管支炎は閉塞性障害の程度は軽度のことが多い.
●びまん性汎細気管支炎では閉塞性障害は高度であるが,DLCO,Cstなどは正常である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?