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文献概要
今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療 診断のすすめ方
呼吸機能からの鑑別診断
著者: 鈴木俊介1 佐藤雅訓1
所属機関: 1横浜市立大学医学部第1内科
ページ範囲:P.2112 - P.2115
文献購入ページに移動●気管支喘息では,FEV1,抵抗,ピークフローが病勢とともに変化し,診療上有効な指標である.FEV1はβ2刺激薬の吸入で改善する(可逆性テスト).
●肺気腫ではFEV1の低下が著明である.肺胞でのガス交換を表すDLCO,DLCO/VAの低下,肺組織の破壊を表すPst(l)の低下,Cstの上昇が特徴的である.
●慢性気管支炎は閉塞性障害の程度は軽度のことが多い.
●びまん性汎細気管支炎では閉塞性障害は高度であるが,DLCO,Cstなどは正常である.
●肺気腫ではFEV1の低下が著明である.肺胞でのガス交換を表すDLCO,DLCO/VAの低下,肺組織の破壊を表すPst(l)の低下,Cstの上昇が特徴的である.
●慢性気管支炎は閉塞性障害の程度は軽度のことが多い.
●びまん性汎細気管支炎では閉塞性障害は高度であるが,DLCO,Cstなどは正常である.
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