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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻12号

1993年11月発行

今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療

治療の進歩

慢性閉塞性肺疾患治療のストラテジー

著者: 宮城征四郎1 喜屋武幸男1 小浦方啓代1

所属機関: 1沖縄県立中部病院内科・呼吸器科

ページ範囲:P.2130 - P.2134

文献概要

●COPDの慢性気管支炎と肺気腫との間には臨床的に際立った相違点がいくつか存在する.
●慢性気管支炎と肺気腫の治療のストラテジーにも,したがって多少の違いがある.
●COPDを治癒に導く治療法は現在のところ存在しない.禁煙教育,薬物療法,在宅酸素療法,呼吸器リハビリテーションや理学療法を通じて生活の質の向上を図る以外に治療法はない.
●COPDは急性増悪を反復しつつ段階的に悪化する.急性増悪誘因の大部分は細菌性下気道感染症であり,感染予防および合併症の監視などによる総合的対策に留意する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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