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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻12号

1993年11月発行

今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療

治療の進歩

去痰薬の使い分け

著者: 中村清一1

所属機関: 1東京都立広尾病院呼吸器科

ページ範囲:P.2142 - P.2144

文献概要

●去痰療法は補助療法で,疾患の診断を常に念頭に置くべきである.しかし,適切に使用されれば患者の苦痛が軽減できる強力な療法である.
●去痰薬は粘液溶解薬,粘液修復薬,粘膜潤滑薬に分類されており,痰の性状に合わせた処方が必要である.
●痰の入っている容器を45度に傾け,容易に移動するときは粘性が低い薄い痰で,なかなか移動しない痰は粘性が高い痰である.粘液溶解薬の適応があるかないかの簡単な目安になる.
●粘液修復薬,粘膜潤滑薬は幅広い適応を示す第1選択薬である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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