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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻12号

1993年11月発行

文献概要

今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療 治療の進歩

栄養管理の意義と実際

著者: 米田尚弘1 吉川雅則1 夫彰啓1 成田亘啓1

所属機関: 1奈良県立医科大学第2内科

ページ範囲:P.2163 - P.2165

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●COPD患者においては,高率に蛋白・エネルギー・アミノ酸栄養障害が認められ,呼吸機能・呼吸筋障害(呼吸筋疲労)と密接に関連する.この栄養障害は閉塞性換気障害・呼吸筋疲労など基本的病態生理を基礎として「呼吸器悪液質」を形成する.
●栄養管理は栄養アセスメントに基づき,安静時エネルギー消費量の1.5倍以上のカロリーを投与し,蛋白源としては分枝鎖アミノ酸が有効である.
●栄養障害は予後,感染防御能,運動能などとも関連し,栄養管理をCOPD治療の一環とする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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