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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻12号

1993年11月発行

文献概要

今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療 治療の進歩

疾患による在宅酸素療法(HOT)の効果

著者: 神野悟1

所属機関: 1東京都老人医療センター呼吸器科

ページ範囲:P.2167 - P.2169

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●在宅酸素療法(HOT)の研究は主に慢性閉塞性肺疾患(COPD)を対象に行われ,適応基準もそれらがもとになっている.
●COPDではHOTによる予後改善効果が認められている.機序として組織低酸素の改善効果,肺循環の改善効果が考えられている.また肺気腫型では呼吸困難改善効果も考えられる.
●本邦ではHOT症例の約半数が非COPD症例である.特に結核後遺症症例が多い.
●HOTの非COPD疾患に対する長期効果についてのデータは少ないが,疾患の特徴に即した管理が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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