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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻13号

1993年12月発行

文献概要

今月の主題 循環器疾患の画像診断 何を診断できるか—適応と限界

安静時201Tl心筋像による生存心筋量の評価

著者: 田中健1 相澤忠範

所属機関: 1心臓血管研究所付属病院循環器科

ページ範囲:P.2257 - P.2260

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●再灌流療法の進歩により,心筋梗塞の壊死から心筋を救い得るようになった.しかし,生き残った心筋の量を評価するのに心電図は不適なことが明らかとなった.
●安静時201T1心筋像は生存心筋を直接画像化している.正常部位を100%とした201Tl摂取率により,任意の部位における生存心筋の定量的評価が可能となった.
201Tl摂取率が60%以上で正常以下の領域は壁運動が保たれている非貫壁性梗塞であり,40%以上で60%未満の領域は壁運動が低下している非貫壁性梗塞と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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