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電子内視鏡による大腸疾患の診断・22
画像処理 2.炎症
著者: 辻晋吾1 川野淳1 房本英之1 鎌田武信1
所属機関: 1大阪大学医学部第1内科
ページ範囲:P.2380 - P.2384
文献購入ページに移動電子内視鏡は画像を内視鏡先端のCCDにより電気信号に変換し,これをモニター上で画像に再構成するため(図1),コンピュータを用いた画像処理や画像解析に適している.筆者らはすでに可視・近赤外光源を用いた電子内視鏡をコンピュータ画像解析装置に直結し,潰瘍辺縁の粘膜血行動態の解析や粘膜下の血管走行の異常や粘膜下血行の変動の解析に応用してきた.本稿では,電子内視鏡画像解析法を用いた大腸の炎症の定量的評価法を紹介する.
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