icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina30巻13号

1993年12月発行

文献概要

図解病態のしくみ—肝臓病・15

肝癌

著者: 南部修二1 月城孝志1 渡辺明治1

所属機関: 1富山医科薬科大学第3内科

ページ範囲:P.2386 - P.2400

文献購入ページに移動
 原発性肝癌はわが国において最近10年間で著増している.第10回原発性肝癌追跡調査報告書1)によると,そのうち95.1%が肝細胞癌で,3.3%が胆管細胞癌であり,肝細胞癌がほとんどを占める.また一方では,肝癌の成因の研究,診断,治療の進歩には著しいものがみられる.本稿では,原発性肝癌のほとんどを占め,慢性肝疾患を診療する際に常に注意を払わなければならない肝細胞癌を中心に,その病態,診断,治療などについて述べ,胆管細胞癌についても概説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?